県営名古屋空港を使う航空自衛隊小牧基地の侵略的基地機能強化や同基地が実施をねらうブルーインパルスの曲技飛行に反対する第17回小牧平和県民集会が9月29日、市内の公園で行われました。
同基地は、C130輸送機のイラク派遣と同機への空中給油機能の付加、KC767空中給油機の配備、米軍機への空中給油の覚書締結、アラスカで行われる米軍と自衛隊との共同訓練への参加など、自衛隊の海外派兵の最重要基地となっています。
同基地はこの秋の航空祭で空自ブルーインパルスの危険な曲技飛行を狙っており、平和団体はこれに反対する署名運動に取り組んでいます。
集会で主催者あいさつした尾張中部地区労働組合総連合の望月敦議長は、基地機能強化の動きに抗議し「日米安保条約廃棄、憲法9条を守るたたかいと一体で、平和な県営空港をつくろう」と呼びかけました。
日本共産党の佐々木憲昭衆議院議員が連帯あいさつ。安倍政権の集団的自衛権行使容認、国家安全保障会議発足、秘密保全法の国会提出の動きなどの暴走を糾弾し、「平和を脅かすアメリカ言いなりの軍事態勢強化の動きを力を合わせて阻止しよう」と訴えました。
参加者は会場から同基地までデモ行進し、通りかかった中学生が隊列に加わるなど市民に注目されました。行進終了後、同基地に集会の趣旨を申し入れました。