日本共産党の井上さとし参院議員は8月30日、犬山市の「まちの放送室」愛知北FMの番組にゲスト出演し、同党の政策を語りました。昨年の衆院選愛知6区候補の柳沢けさ美さん、岡村千里犬山市議が同席しました。
自共対決
井上議員は、参院選後に自民党幹部から「共産党はぶれないから参院選で伸びた」と声をかけられたことを紹介し、「他党でも、自民党と正面から対決するのは共産党しかないと認める議員が少なくない」と語りました。
また、韓国のテレビ局から日本の政治の右傾化についてインタビューを受けた時、取材先は共産党と自民党だけであり、「この2つの党から話を聞くと、政治の対立軸がわかる。韓国のメディアも日本の政治は?自共対決?と見ていることを実感しました」と発言しました。
番組の司会者は「共産党が平等に取り上げられるのは良いですね」と応じました。
ブラック根絶
井上議員は、長時間労働などで若者を使い捨てにするブラック企業問題で「企業名もあげて国会で追及したのは共産党だけ。参院選でもとくに若い候補者がブラック企業根絶を訴えました」と述べました。
政府がはじめてブラック企業の具体的対策に乗り出したことについて、井上議員は「政治が動いたとすごく喜んでもらっています。私たちは規制を強める法案づくりを準備しています。政治が変われば働き方も暮らしも良くなることを実感できるようにしたい」と力を込めました。
消費増税ダメ
司会者は消費税増税について「安倍内閣を支える人でも、増税を見直すべきとか、1%ずつ上げたらどうかなどと言っています。もう少し考えた方が良いと思いますが」と問いかけました。
井上議員は「世論調査でも消費税を来年4月から3%上げることに反対の人が圧倒的です。消費が冷え込む中で消費税を増税すれば、景気はさらに悪化し税収も落ち込みます」と指摘しました。
そのうえで、井上議員は「私たちは、消費税に頼らなくても別に財源はあると提案しています。そういう道筋を含めていろんな意見を出し合い、来年4月からの増税を許さない『一点共闘』をつくっていきたい」と語りました。