愛西市議会は6月28日、住民グループが請求した住民投票条例案を否決しました。条例案賛成は日本共産党の3氏を含む4人。「庁舎統合・増築の是非を問う市民の会」が3936人分の有効署名を集めて市長に直接請求していました。
市は、旧4町村の合併協定の分庁総合支所方式を反古にし、庁舎統合・増築計画をすすめています。
住民グループは「住民説明会も開かずに合併協定を反古にするのは認められない」「巨額な事業費が市の借金となり、そのツケが孫子の代に及ぶ。全市民が判断する住民投票が必要」などと主張していました。
会代表の三枝豊明さんは「条例案の否決は残念だ。多くの市民が私たちの訴えに賛同してくれたことを力に、今後も住民の声を聞く開かれた市政実現に向けてがんばっていく」と話しています。
会は、市民の要求を聞くアンケート活動に取り組む方針です。