愛知民報

【13.05.12】「平和主義と人権否定」自民党改憲案を批判 愛知の憲法学者、弁護士

戦後日本の基本的枠組みを丸ごと否定 本秀紀名古屋大学教授

 
 愛知憲法会議の本秀紀事務局長(名古屋大学教授)は3日、同会の「憲法施行66周年記念市民のつどい」であいさつし、「安倍首相は戦後日本の基本的枠組みを丸ごと否定し、9条で定める平和主義や基本的人権に手をつけようとしている」と述べ、身近なところで憲法の話を語り広げることを呼びかけました。

「自衛隊が?たたかう軍隊?に変ぼう」川口創弁護士

 
 川口創弁護士は4月20日、「自衛隊のイラク派兵は違憲」とする名古屋高裁判決5周年の市民集会で報告し、自民党が公約に掲げた国家安全保障基本法を「集団的自衛権行使や武器輸出を可能にするものだ」と批判。

 「自衛隊が?たたかう軍隊?に変ぼうし、情報保全隊が国民の監視を強めている。集団的自衛権行使や国防軍が認められたらどんな日本になるのか考えよう」と訴えました。