愛知民報

【13.02.03】デフレ不況脱却へ 政治の力で所得増やす 

井上さとし参院議員訴え

 
 愛知を含む10府県を活動地域とする参院選比例候補の井上さとし日本共産党参院議員は愛知県内で積極的な活動をすすめています。1月25日には中小業者の集会、27日に豊橋、豊川両市で講演。デフレ脱却など同党の政策を語り、参院選での同党躍進を訴えました。デフレ不況打開の道を述べた部分(要約)を紹介します。

 勤労者世帯の年収はピークの1997年から102万円も減りました。これが原因で日本経済は長期にわたって停滞しています。
 このデフレ不況下に、消費税増税で国民の負担を増やすことほど愚かで無謀な政策はありません。国会で消費税増税を決めても増税反対の声は変わらず、不安と怒りが広がっています。絶対に許してはなりません。
 安倍内閣は、金融緩和や大型公共事業の大盤振る舞い、物価2%上昇の目標を掲げています。消費税増税を強行するため、経済が良くなるかのようなごまかしをやろうとしているのです。
 しかし賃金を上げずに物価だけ上昇すれば、さらに消費が減少し、不況は深刻化します。
 私たちは、「消費税に頼らない別の道がある」と提言しました。日本経済をどん底に落とす消費税増税はやめ、国民のふところを温めながら財政を再建するということです。
 大企業の内部留保の一部を使うだけで賃上げはできます。さらにリストラをやめさせ、最低賃金や大企業の下請単価を引き上げさせる。政治の力で国民の所得を増やし中小企業を応援してこそ、経済の未来が開けます。
 日本の経済と暮らしを根本から立て直すのはこの道しかないと国会で論戦し、国民にも大いに訴えて、参院選で共産党の躍進を実現できるよう全力でたたかいます。