愛知民報

【12.10.21】日本共産党 総選挙目標 議席倍増 改革ビジョンを力に

 日本共産党はこのほど開いた中央委員会総会で、次期衆院選の目標として「650万得票、議席倍増」を打ち出しました。同総会で、志位和夫委員長は「議席倍増を必ず達成し、日本の政治に衝撃を与える」と意気込みを語りました。

「2大政党」破綻

 日本共産党の前進をはばんできた財界仕掛けの「2大政党」戦略が破たんしています。
 政権交代後も国民背信の悪政が続き、国民意識は「自民か、民主か」から「自民も民主もダメ」に変化しています。愛知の「民主王国」は陥落寸前、自民の支持基盤に崩れが起きています。
 国民は「財界・アメリカいいなり」の政治悪に目を向けています。
 消費税増税や原発、TPP問題で従来の保守と言われる団体と懇談してきた日本共産党愛知県委員会の幹部は「団体トップから財界とアメリカの圧力に批判がでます。財界・アメリカいいなりからの脱却というわが党の改革路線に違和感がありません」と語ります。

根源に向く

 国民は「財界・アメリカいいなり」の政治悪に目を向けています。
 消費税増税や原発、TPP問題で従来の保守と言われる団体と懇談してきた日本共産党愛知県委員会の幹部は「団体トップから財界とアメリカの圧力に批判がでます。財界・アメリカいいなりからの脱却というわが党の改革路線に違和感がありません」と語ります

領土で懇談

 中国進出企業の多い愛知の経済界は、領土問題の影響を懸念しています。
 日本共産党岡崎市議団は、同市の商工会議所を訪問。尖閣問題を冷静な外交交渉で解決する同党の「提言」を説明し、中国政府に日本企業の安全確保を求めた同党の取り組みを伝えました。

躍進の好機

 躍進の好機といえる情勢のもと、愛知の日本共産党は総選挙躍進をめざし「1千万対話・党勢拡大大運動」に取り組み、比例東海の2議席獲得、小選挙区の議席に挑戦します。

民主・自民・維新 反動的逆流

 民主党は09年衆院選で比例東海(定数21)で12議席を獲得、県内15選挙区で全勝しました。
 しかしその後、比例5、小選挙区5、参院1の議席を失い、中根康浩衆院議員・同党県連代表は「民主王国といえる状況ではない」と嘆きます。同代表の地元、岡崎の市長選・県議補選に候補者を擁立できず、不戦敗です。
    ◇
 自民党も戦々恐々。衆院選の新人候補は「消費増税はやりません」(愛知3区)、「原発ゼロ」(同4区)と?批判かわし?に躍起です。
 従来の支持団体の“自民離れ”が加速しています。JAは自民と一線を画す脱原発方針を決めました。
 岡崎市長選では、自民の一部議員が相手候補支援に回り、マスメディアは「自民分裂」と書きました。 
 民主、自民両党の崩れは、国民の不信と批判の反映です。    ◇
 橋下「日本維新の会」の極右体質に国民の不安が広がっています。
 「維新」との連携を模索する大村知事の「中京維新の会」は支部などの組織はなく、浮き草状態です。河村名古屋市長率いる減税日本は議員の不祥亊続出。「中日」紙の世論調査で、愛知の減税日本の支持率はわずか1%にとどまりました。
 民主、自民、「維新」勢力は改憲で足並みをそろえる反動的逆流となっています。