愛知民報

【12.08.12】関電前で原発ゼロ行動 最高の850人 広がる市民の連帯

 「原発なくせ、再稼働反対」をかかげた毎週金曜日の首相官邸前と全国各地の行動は、さらに広がりを見せています。

 名古屋市東区の関西電力東海支社前では3日夜、これまで最高の850人が集まり、大飯原発再稼働に抗議しました。

 若者や子ども連れの母親など、街頭でのアピール行動に初参加の人が目立ちます。
 孫と一緒に参加した豊田市の女性(67)は「大事な子どもたちを守るために、初めて参加しました。原発はすぐになくしてほしい」、23歳の女子学生は「みんなが真剣に訴えている姿に心が動かされます。福島原発事故の原因もわからないのに原発を再稼働させるのはおかしい」と話しました。

 千種区の女性(51)は、野田首相が大飯原発再稼働を表明した直後から毎週参加。「自分の思いを声に出す人が増え、ようやく日本も普通の国になった感じです。今まで、原発は危険とわかっても反対しなかった。再稼働をやめさせるのは私自身の責任です」と語りました。

 参加者のスピーチで小学5年生の少女が「私でも原発が危ないことはわかります。会社の人はそれがわからないのですか」と訴え。

 日本共産党のもとむら伸子参院愛知選挙区予定候補が「すべての原発が廃炉になるまで力を合わせましょう」と訴えると、大きな歓声と拍手が起こりました。