元中部電力社員の「浜岡原発の廃炉を求める有志」(田中慶一郎世話人)は22日、名古屋市の中部電力本店を訪れ、水野明久社長に対し、浜岡原発の廃炉と、使用済み核燃料貯蔵施設などの耐震補強と津波対策を求めました。
要請には12人が参加。「会社を愛する気持ちは我々も同じ。原発からの撤退を決意した方が中電のためにも良い」「東北沖では大規模な岩盤破壊が起きた。浜岡原発の真下の岩盤が破壊されたら深刻な事故になる」「核物質を処理する方法がないのに原発をすすめることは問題」などと訴えました。
要請書には、「電力のOBとして、原発への依存をやめ原発ゼロをめざす」として中部電力の発電所などに勤務していた59人が名を連ねています。
応対した広報部の酒井正美課長は「先輩方の意見は社長に伝える」と述べました。