愛知民報

【12.02.26】弥富市議 那須英二さん 32歳新人 2位当選の快挙 「共産党が正面から受けとめられた」

“声を聞き、学んで一緒に立ち上がる”

 
 12日の弥富市議選で、1474票を得て2位で当選した日本共産党新人の那須英二議員は32歳。昨年11月に立候補を決意し、弥富市に移住して市議選をたたかいました。
  

 17日朝、子育てママから「子どもの遊び場の遊具が汚い。草が伸び、危険な物も」との苦情を聞いた那須議員は「すぐ調べて市に改善を求め、結果をお知らせします」と応じました。議員活動の始まりです。

 昨年夏、市が保育料値上げを提案した時、日本共産党は反対運動を起こしてストップさせ、市民から熱い信頼が寄せられました。那須さんは、子育て要求を政策にまとめ、0歳児保育の拡充や学校給食の放射能調査などを訴えました。「訴えが子育て世代に受けとめられた」と実感しています。

 対話のなかで22歳の女性は「両親を介護している。これ以上介護保険料が上がったら生計が成り立たない」と訴えました。

 国の悪政のもとで、若者も高齢者も暮らしが追いつめられていると感じた那須さん。福祉・防災最優先のまちづくりとともに、悪政を打破する対案を示し、暮らしを温める日本共産党の政策を正面から訴え抜きました。

 600回を超えた街頭演説では「莫大な内部留保をため込む大企業は非正規労働者ばかりを雇用し、あげくは使い捨てる。若者は結婚も子育てもできず、親の介護ものしかかる。庶民には消費税増税を押しつけ、大企業・富裕層には減税する間違った政治を変えよう」と訴えました。

 名古屋に通勤する労働者にも頑張る姿を見てもらおうと、スーパー前や大きな交差点でも演説。聞いた若者が「僕は派遣労働者でいつ切られるかと不安。この生活から抜け出したい。こんな社会を変えてほしい」と声をかけてきました。

 懸命な訴えが注目されはじめ、「政策を訴えるのは共産党だけだ」「よく頑張っているね」と激励が日増しに増えていきました。

 那須さんの活動を支えてきた荒井剛之さん(68)は「彼は若者にも年配者にも人気があった。共産党の政策がしっかり受けとめられたと思う。距離を置いていた人が自分からビラを受け取りにくるように日ごとに変化した」と言います。

 那須さんは「共産党員になってまだ1年半です。住民のみなさんの声を聞いてもっと学び成長したい。?住民こそ主人公?の弥富市政をつくり、庶民を追いつめる社会は変えられることを語り、一緒に立ち上がる人を増やしていきたい」と話しました。

 「自民も民主もダメ」という声は弥富でも聞かれました。大村愛知県知事の日本一愛知の会は無所属現職を公認しましたが減票。

 新しい政治への期待は日本共産党の那須候補に向かいました。