愛知民報

【11.11.13】あいち赤旗まつり リレートーク 津波・原発・赤旗報道

被災地支援訴え 大坪涼子陸前高田市議 佐藤八郎飯舘村議

 
 赤旗まつりの震災・原発問題特別企画として、「地震・防災、原発ゼロ・自然エネルギーの運動と相談の広場」が設けられ、中央舞台では東日本大震災被災地の議員と、原発をめぐる電力会社の「やらせ」メールをスクープした「しんぶん赤旗」記者のリレートークが行われました。

 中央舞台では、共産党愛知県委員会のかわえ明美・大震災対策副本部長の司会で、大坪涼子・岩手県陸前高田市議、佐藤八郎・福島県飯舘村議、森近茂樹・「しんぶん赤旗」記者が報告しました。

 大坪市議は、一瞬に命と財産が奪われ市役所職員も100人以上が死んだ地震・津波の被害状況を述べたあと、「やっと避難所から仮設住宅に移ったばかり。生活再建・復興は長期間になるが引き続くご支援をお願いしたい。東海地方も大地震が想定される。備えを万全にしてほしい」と訴えました。

 
 佐藤村議は、「原発事故直後に津波避難民を受け入れたが、その後、飯舘村の放射線量が高いことが分かった。東電と国の情報開示の遅れで全村民が体内被ばく、村に避難した人は二重被ばくした」と怒りを表明。「放射能汚染で帰村は何年先かわからないが、私たちはあきらめない。全国どの地域でも被ばくの危険があり、原発は廃止するしかない」と訴えました。

 
 森近記者は、「電力会社と原子力安全保安院の?やらせ?をスクープできたのは、共産党と『赤旗』への大きな信頼があるから。大企業に遠慮なくモノ言うので、重要な情報が『赤旗』に提供される」と発言。

 「『赤旗』は、大震災と原発被害者に何が必要か、国民の知りたいこと、求めることに応える。国民の命、暮らしを守り、元気の出る紙面をつくっていきたい」と述べました。
 わしの恵子名古屋市議が会場の放射線量測定結果を報告し、地域での測定活動を紹介しました。

 
 展示コーナーでは、大震災の被災状況、原発の危険性を告発し自然エネルギー本格導入を訴える共産党の政策と活動紹介のパネルが参加者の目を引きました。
 住宅耐震改修コーナーでは、相談員が「リフォームしたい」という参加者に丁寧にアドバイスしていました。