むしろ旗に決意込め
高齢者の怒りと要求を訴える「あいち年金者一揆2011」が14日、名古屋、岡崎、豊橋の3市で行われ、あわせて600人が参加しました。全日本年金者組合愛知県本部が主催しました。
名古屋集会は、同組合の各支部がつくった「大増税反対! 弱い者いじめするな」「年金下げるな、国保料下げよ」「(名古屋の)敬老パスは現行のまま存続せよ」などのムシロ旗、横断幕、ノボリが林立し、参加者の決意がみなぎりました。
吉田昂弘(たかひろ)県本部委員長は、民主党・野田政権が年金支給開始年齢の68~70歳への引き上げなど消費税増税と一体で社会保障改悪をねらっていると批判。「国民を裏切り続け、大企業言いなり・アメリカべったりの民主党・野田政権を短命に終わらせよう」と呼びかけました。
県社会保障推進協議会の徳田秋(おさむ)議長は「国の悪政で社会保障を必要とする人が急増しているのに、国は社会保障切り捨てを強行している。憲法で国の責任と定めた社会保障が国民の助け合いに変質している。怒りを込めて政治を変えよう」と連帯あいさつしました。
日本共産党の本村伸子県常任委員もあいさつ。震災復興を口実とした庶民増税や消費税引き上げ、名古屋の敬老パス改悪に反対し、原発ゼロをめざすと表明。「大企業のもうけ最優先から、国民の営みが大切にされる社会をつくろう」と訴えました。
「私の訴え」コーナーでは各支部の代表が、後期高齢者医療、年金、国民健康保険料、原発などの課題でリレートーク。千種支部の中川礼治さんは「一握りの大企業をもうけさせるために、敬老パスを改悪するのは許せない。無料に戻すべきだ」と訴えました。