公立施設の民営化をすすめる名古屋の河村たかし市政はこのほど、同市が運営している3つの知的障がい者の通所授産施設(別表)を社会福祉法人による民間運営に移すスケジュールを関係者に説明しました。
社会福祉法人への移行方針は前の松原市政が決定していましたが、保護者らの要望を受け、市は「計画を性急にすすめない」とし移行時期は未定でした。
河村市政は時期を決定しました。2011年4~7月に社会福祉法人の公募と選定をおこない、12年度に移行を終えるというもの。
知的障がい者授産施設は、18歳以上で雇用されることが困難な知的障がい者が家庭から通い、自活に必要な訓練を行うことが目的。
若杉作業所は鉄筋コンクリート造りの2階建。定員は40人。重度障がいの19人をふくめ現在の利用者数33人。箱折、箸袋入れ、七宝焼製品、革製品を製作しています。
選定した社会福祉法人にたいし、土地は無償で貸付、建物は無償で譲渡または貸付となっています。鳩岡と昭和橋は新法人に施設を建て替えさせる構想。その費用は国庫補助金を活用するとしています。市独自の上乗せ補助は「確約できません」と断っています。
市立の知的障がい者更正施設「希望荘」(天白区植田山・定員90人)は12年度に社会福祉法人を公募。14年度には市立から法人立に移行させる計画です。
河村市長・減税日本は、大企業・大資産家に厚い減税の恒久実施をテコに、公立直営を民間企業・法人の運営に移す「行革」を断行。市の福祉予算を削減しつつ、減税を看板に、世界からヒト・モノ・カネが集まる名古屋「活性化」を描いています。
民営化計画のある作業所
鳩岡作業所 | 北区萩野通 | 定員30人 |
若杉作業所 | 昭和区下溝町 | 定員40人 |
昭和橋作業所 | 中川区福船町 | 定員20人 |