愛知民報

【11.01.23】名古屋市長選 八田さんで猛追を 革新市政の会 見崎徳弘代表代行

 
 1月13日に開かれた革新県政の会と名古屋・革新市政の会の合同集会で、革新市政の会の見崎徳弘代表代行は名古屋市長選の独自候補擁立に至った経過を報告しました。その大要を紹介します。

前代未聞のトリプル投票

 今回の市長選は前代未聞の異常な選挙です。河村たかし名古屋市長は公約違反の金持ち優遇の「10%減税」が議会の反対で実施されないとして議会解散運動をおこしました。

 河村市長は自ら辞職し、知事選に出馬する自民党の前衆院議員、大村秀章氏とタッグを組み、知事選投票日に名古屋市長選、議会解散の賛否を問う住民投票のトリプル投票をおこなうことにしたのです。市長選は河村氏の私利私欲のための選挙だといえます。

石田氏と話し合い打ち切る

 民主党衆院議員の石田芳弘氏が市長選出馬表明してから革新市政の会の対応は複雑なものになりました。

 河村氏の暴走阻止のために統一を求める声が会にも寄せられました。会は、会の要求を実現する独自の候補者をもったうえで、石田氏と共同を真剣に話し合うこと、話し合いの進展によっては会の候補者を降ろすこともあることと決め、臨時総会で八田ひろ子元参院議員を会の候補者に確認しつつ、石田氏と話し合いました。

 石田氏には、石田氏が会に支援を要請したことを明確にすること、会の要求・政策を尊重し、不一致点は引き続き誠意をもって話し合っていただきたいと話しました。

 石田氏は翌日、「話し合いは打ち切りたい」と答えてきました。

 会は、団体・地域代表者会議を開き、石田氏との話し合いの経過を報告。他候補との統一の話し合いを終えることを確認しました。

最適の人八田さん

 長引く不況で市民、特に中小業者は苦労しています。若者は就職難や非正規雇用で困っています。今、求められるのは、くらし・景気最優先の市政です。

 八田さんは地方議員、参院議員として、藤前干潟の保護、サービス残業の是正、過労死の労災認定と働くものの権利を守るなど数々の実績をあげてきた女性政治家です。市長として最もふさわしい人です。

 くらし、平和を守る庶民の力強い味方、八田さんの支持を多くの人に広げて下さい。