愛知民報

【10.11.28】徳山ダム導水路 必要性に根拠欠く

 揖斐川上流部の徳山ダムから長良川・木曽川に水を引く木曽川水系連絡導水路の建設計画(事業費890億円)に愛知県が公金支出するのは浪費で違法だと支出差し止めを求める住民訴訟で、住民側代理人は10月8日、愛知県の主張に反論する第4準備書面を名古屋地方裁判所に出しました。

 導水路の目的のひとつは、異常渇水時に徳山ダムの水を木曽川に導水し、ヤマトシジミの生息に必要な毎秒50立方メートルを確保することとされています。しかし、この水量の設定には客観的・実証的なデータや事実はないと指摘しています。