愛知県がまとめた2009年度の交通騒音・振動調査結果によると、交通騒音の環境基準達成度が低い状態が続いています。
自動車
主要幹線道路沿い618区間36万3625戸のうち3万1247戸が環境基準を超え、208地点のうち18地点で要請限度を超えました。
新幹線
新幹線騒音は78地点で調査。22地点で基準を達成できませんでした。線路から25メートル地点では43の調査地点のほぼ半数の21地点が基準を超えました。
振動は稲沢市奥田町で基準を超えました。同町は3年連続で基準を超え、JR東海の早急な改善策が求められます。
県営名古屋空港
17カ所で調査。県営化前(04年度)からの調査地点4カ所、県営化後の調査地点5カ所の計9カ所で環境基準を超え、前年度より2カ所増加しました。もっとも騒音がひどいのは春日井市味美西本町でした。
航空自衛隊小牧基地に空中給油機4機が配備され、飛行訓練が頻繁におこなわれるなど、空自機による騒音が悪化しています。
【要請限度】自動車騒音により生活環境が損なわれると認められる時、市町村が関係機関に対策措置を取るよう要請する基準。
県営名古屋空港の騒音基準未達成カ所
調査地点 | 08年度 | 09年度 |
県営前から調査(9カ所) | 3 | 5 |
県営後から調査(8カ所) | 4 | 4 |
合 計 | 7 | 9 |