「設楽ダムの建設中止愛知県民会議」の設立集会が19日、名古屋市中村区で行なわれました。
今年10月、生物多様性条約第10回締約国会議が開かれる愛知で、多様な生物が生きる環境を犠牲にするダム事業は問題だという世論を全県に広げ、建設中止を求める幅広い運動をつくることが目的です。
「設楽ダムの建設中止を求める会」代表の市野和夫元愛知大学教授が同ダム建設計画の問題点を報告。▽豊川総合用水事業完成で、東三河の水供給は整っている▽堤防のかさ上げ・強化や河道整備で有効な洪水対策はできる▽ダム建設はアサリの稚貝の供給源となっている豊川河口・六条潟の破壊につながる――などダム中止の理由を説明しました。
国会議員秘書時代から設楽ダム中止を訴えてきた日本共産党の、もとむら伸子さんは「菅内閣に対して設楽ダム反対のアクションを」と訴えました。集会後、栄までデモ行進しました。