愛知民報

【10.09.12】医師不足で診療制限 過去最悪の71病院

 県内で医師や看護師の不足から診療を制限している病院が増えています。

 愛知県が県内の20床以上の全病院(332)を対象におこなった調査によると、今年6月末現在診療制限をしている病院は71病院(21・4%)。2007年からはじまったこの調査で最悪になりました。

 診療圏別では尾張西部(一宮市、稲沢市)と知多半島がともに20病院中6病院(30%)と最も多く、名古屋市(132病院)でも28病院(21・2%)となっています。

 診療科別では産婦人科が69病院中15病院(21・7%)、次いで小児科133病院中18病院(13・5%)となっています。

 診療制限の内容は診療全面休止が15、入院休止15、分娩休止9、時間外救急受入制限19となっています。

日本共産党 医師増へ運動 厚労省と交渉

 日本共産党愛知県委員会は今年3月、医師看護師不足の打開を求め厚生労働省と交渉しました。
 
 いたくら正文、柳沢けさみ両県議候補が参加しました。

 いたくら候補らは、診療報酬の引き上げで地域医療を支える勤務医の労働条件改善、国公立病院の乱暴な統廃合や民営化の中止を強く要望しました。