「核なき世界への重要な一歩前進」となった核不拡散条約(NPT)再検討会議が開かれた今年、日本共産党議員の働きかけで自治体首長の平和市長会議加盟や「核兵器のない世界を」国際署名への協力が広がっています。
東浦町長は3月1日に平和市長会議に加盟。加盟を求めていた広瀬勇吉町議は3月議会で「心から歓迎する」と賛意を表明しました。今年に入り、大府市、江南市、東海市が加盟。県内自治体の26%に当たる15自治体になりました。
豊明市では前山美恵子市議が6月議会で、市長に市長会議への加盟と同会議が提起した「2020年までの核兵器廃絶を求める」議定書への署名を求めました。同市長は、議定書への署名を表明。県内では26人の首長が署名しています。
みよし市や知立市の6月議会では、同党議員らの奮闘で平和都市宣言が採択されました。
一方、河村たかし名古屋市長は、6月7日に市役所を訪れた国民平和大行進の代表から非核都市宣言や国際署名への協力を求められましたが、職員を通じて断りました。憲法9条否定発言を含め、河村市長の平和に対する姿勢が問われます。
平和市長会議への加盟率は全国平均で42%。滋賀県は全自治体が加盟、愛媛県は加盟率82%です。
【平和市長会議】
1982年に荒木武・広島市長(当時)の呼びかけで反核運動の促進のため設立された非政府組織(NGO)。今年5月現在、世界の143カ国と3965自治体が加盟。日本は733自治体。