「まともに生活できる仕事を」「人間らしく働きたい」「お金の心配なく学べる社会を」――。16日、東京・明治公園で開かれた全国青年大集会2010には全国から5千人が集まり、愛知県から110人の青年・学生が参加しました。
集会は「若者同士のつながりをつくり、みんなの力で職場も社会も変えていこう」とアピール。登壇した愛知県の参加者は、4月に200人以上の参加でプレ企画「イブニングメーデー」を成功させたことを報告。大きな拍手を受けました。
参加した青年の思いを紹介します。
「知らせたい」(病院職員)
作業療法士なので介護福祉の分科会に参加しました。患者と看護師の両方の立場からの話を聞くことができ勉強になりました。患者さんの要望の強い病棟でのリハビリは看護師不足でできません。医療現場の矛盾の背景に、政治の問題があることを認識しました。集会で学んだことを周りの人たちに知らせていきたいと思います。
「結びつきを」(大学生)
参加者の多さに圧倒され、すごく盛り上がりました。いろいろな人の声や願いがつながれば実現できることがたくさんあります。一人ぼっちにしないことが大事です。集会参加の経験を活かし、日本民主青年同盟の結びつきを強め、活動を盛り上げていきたいと思っています。
「実態に衝撃」(大学生)
ゼミで貧困問題を学習しているので興味があり参加しました。本や授業では感じられなかったリアルさを実感しました。大変な働かされ方をしている人、派遣切りにあった人がこんなにも多くいる実態を見聞きし衝撃を受けました。貧困解決のため、法や制度などの知識を身につけ、自分に何ができるか、考えていきます。