愛知民報

【10.04.18】後期高齢者医療制度廃止先送り 新制度 65歳以上に差別拡大 厚生労働省が検討

 
 民主党政権が公約した後期高齢者医療制度の廃止を先送りするうえに、廃止後の「新制度」として差別対象を65歳以上に拡大することを検討していることに怒りが急速に広がっています。

 愛知県社会保障推進協議会は13日、縁日でにぎわう名古屋市昭和区八事の興正寺前で、後期高齢者医療制度の即時廃止を求める宣伝・署名をおこないました。

 徳田秋・愛知社保協議長らが次々にマイクを握り、「廃止を4年も先送りしたため、今月から保険料が上がります。高齢者いじめの制度はすぐやめるべきです」「『新制度』は65歳以上を別の国民健康保険制度に入れるもの。差別制度の廃止どころか高齢者差別を65歳までに拡大するものです」と訴えました。

 南区に住む女性(75)は「今年75になったので後期医療に入り保険料を取られるようになった。公約破りは許せません」

 「年金だけで生活している。軽い風邪くらいでは病院に行かない。年寄りイジメは早く止めてほしい」というのは西区から参拝に来た男性(76)です。

 1時間に200人以上が署名をしました。