粛々と賛成
鳩山政権の誕生で、自民・公明両党に代わり政権与党となった民主党は、神田県政に新しい方向への転換をうながすどころか、自公両党とともに従来路線の神田県政を支えています。
民主党愛知県議団は新政権になっても「県が提案する予算案や条例案に粛々と賛成する姿勢は以前と変わらない」(「中日」1月4日付「記者の視点」)と指摘されています。
日本共産党県議がいない愛知県議会では、自公政権退場の国民的審判を受けて県政に前向きの転換を求める勢力は不在です。
変える力
そこで注目されるのが、日本共産党と「革新県政の会」の新年の動きです。
日本共産党愛知県委員会は12月18日、神田知事にたいし2010年度県予算編成にあたっての重点要望書を提出しました。
「自民党政権時代の政治路線から脱却し県民福祉の増進を県政の中心にすえるべきだ」と主張。外需依存から内需主導へ経済政策を転換すること、大型開発優先から暮らし・福祉・環境保全優先へ切り換えること、憲法9条を生かし、核兵器廃絶のイニシアチブをとることを求めました。
2011年は2月に愛知県知事選、4月に県議選があります。日本共産党愛知県委員会にとって、2期連続して同党の議席空白となっている県議会の議席獲得は来春の地方選の最大課題です。
知事選へ
日本共産党が参加し、県内の革新・民主団体でつくる「革新県政の会」は愛知県知事選にむけ活動を強めています。昨年11月26日には、参加団体の県政への要求をまとめた「県民の暮らし・福祉・平和を守る緊急要望書」を神田知事に提出。12月17日には県政問題の学習会をおこないました。
次期知事選の予想される告示まであと1年に迫る1月21日に、同会に参加する団体・地域の代表者会議を開き、知事選挙にむけた運動を強化する構えです。
◇
革新県政の会団体・地域代表者会議《時》1月21日(木)午後6時半《所》労働会館