1970年代後半から90年代初頭にかけ愛知6区(名古屋市南部地域)選出の日本共産党衆議院議員として活躍した弁護士、安藤いわお(巌)さんが11月11日、名古屋市内の病院で、がんのため死去しました。84歳。
1925年1月28日生れ。48年京都大学法学部を卒業後、中部日本新聞社記者になり労働運動に参加。50年同社をレッドパージされ、同年日本共産党に入党。61年弁護士を開業。東海労働弁護団代表幹事、総評弁護団全国幹事、国際法律家連絡協会理事を歴任。大須事件、中部電力思想差別人権侵害裁判の弁護団に参加しました。
76年愛知6区で衆議院議員に初当選。計4回当選。その間、衆院法務委員、決算委員、公職選挙法改正特別委員、日本共産党愛知県副委員長を歴任。「労働者の基本的人権を守る」を信条とし、大企業の労働基準法違反の是正、名古屋南部の公害・災害防止に活躍しました。
議員引退後は、国民救援会愛知県本部会長、名古屋南部法律事務所所長をつとめました。葬儀は13日親族による密葬で行われました。偲ぶ会の日程は未定。