「核兵器のない世界を私たちの手で」――と広島・長崎両市で3日から原水爆禁止2009世界大会が開かれました。
大会は来年の核不拡散条約(NPT)再検討会議を核兵器廃絶への「歴史的な転換点」にするため、草の根からの共同行動を呼びかける宣言を採択しました。
この大会には愛知県内からバスツアーなどで100人以上の青年が参加しました。
世界情勢を学ぶ 大学1年 Hさん
戦争や平和について学びたいし、大会内容に期待があり、世界大会に初めて参加しました。
分科会で隣の席の人が「平和行進や署名を続け、輪を広げていきたい。そうすれば核兵器廃絶は実現する」と言っていて、平和を願う人を増やし広げていくことで平和が創られていくと感じました。
今後は世界の情勢や戦争の背景など学んでいきたいと思います。
次世代へつなぐ 大学1年 Tさん
世界中で原水爆をやめようと声をあげている状況を見たかったし、平和活動ができると思ったのが参加のきっかけです。大会中は、各国の政治家をはじめ大学生もホントに、堂々と大きな活動をされていて、自分が小さく感じました。
自分たちの世代が原爆体験者の話を聞けるのが最後なので、次の世代につなげる学びをしなければならないと、この3日間で感じました。
みんなのために語る 保育士 Iさん
被爆者の思いを直接聞いて、とってもつらいのだと感じ、しめつけられる思いでした。
思いを話してくれてれるのは、核兵器をなくすためだけでなく、若い世代、子ども含め、皆のためにしているんだと感じました。
伝える責任 民主青年同盟 Nさん
原爆を使用したアメリカの道義的責任が〈核廃絶〉ならば、使用された日本の道義的責任は原爆の悲惨さを〈伝えること〉だと思います。地元に戻ったら周りの人たちに訴え、さらに頑張って行きたいと思います。
運動してよかった 高校1年 Kさん
大会では、核廃絶へ向けての意気込みや熱気がとても伝わってきました。
長崎市内で「核兵器のない世界を」の署名活動をしました。
署名してくれる人がいて嬉しかった。また「カンパです」と30円、カンパをいただきましたが、その30円をいただいたことで、とても心が温かくなり、本当に平和活動をしてきて良かったと思いました。