愛知県は昨年4月、保健所支所を分室に格下げし、12保健所、9保健分室に再編しました。
分室は支所当時の3分の1の職員数に減らされ、医療費公費負担の申請など窓口業務が主になりました。
健康相談やエイズウイルス検査などは本所の保健所まで行かなければなりません。
これまで支所の部屋を借りて活動していた患者会が分室化で会場を借りられなくなり、場所の変更を余儀なくされています。
豊明支所を利用してパーキンソン病患者会の活動をすすめてきた女性は訴えます。
「愛知県健康づくり振興事業団が分室の多くの部屋を使用しているため、4月から大会議室を使用できなくなりました。豊明市の市民活動室で定例会を開くことになりました。保健師に講師依頼するときも4月からはそのつど要請書を出さなければなりません。保健所の予算が削られ、健康も不安です」と話します。