愛知県の日本共産党は今年1月に56人の入党者を迎えました。
2007年夏の参院選後、次期衆院選に向けて同年9月に開いた第5回中央委員会総会以降、最高の月間入党者数となりました。
日本共産党員作家・小林多喜二が書いた小説『蟹工船』が脚光を浴び、「資本主義の危機」が叫ばれる中で同党幹部がマスメディアにしばしば登場。党員の増加が注目されています。
1月11日付の朝日新聞の1面に「解雇に怒り入党即答」という大見出しで、名古屋市内の大企業で「派遣切り」された青年労働者の入党のルポルタージュが掲載されました。
商業紙の1面に日本共産党の入党話が載るのは珍しいことです。同党に対する国民の関心度の高まりを反映するものでしょう。愛知でも党勢拡大の“追い風”が吹いているようです。
1月には、雇い止めされた派遣労働者が生活相談に駆け込んで入党したり、日本共産党のホームページやチラシを見て入党を申し込んできた人がでています。
「4月解散・総選挙」の可能性もいわれるなかで、同党愛知県委員会は、党員拡大と合わせ、「しんぶん赤旗」読者数の2005年衆院選時からの後退分を回復し前進したいとしています。