愛知民報

【08.12.21】URが賃貸住宅を大削減 追い出しに悲鳴

 UR(独立行政法人・都市再生機構。旧住宅公団)は賃貸住宅を大削減しようとしています。愛知県内でURが賃貸住宅から撤退する方針を示した団地は43団地6115戸。建て替え集約化が行われる団地は6団地7092戸にのぼります。
団地住民と話し合う八田、木村の両氏

 URの撤退・建て替え計画に住民から不安の声が上がっています。

 名古屋市中区の七本松団地では今年9月、UR側から住民に対し、2010年3月までに移転、退去するように一方的な通告がされました。

 日本共産党の呼びかけで、14日、七本松団地の住民懇談会が開かれました。日本共産党八田ひろ子衆院比例予定候補者と木村えみ衆院1区予定候補者が出席し、住民の声を聞きました。住民から「年金生活で自由がきかない。主治医も近くなので遠くへは行きたくない」「市営住宅が当たるかどうか分からない」など不安の声が次々出ました。

 同党名古屋北西地区委員会は11月20日、URに対し住宅に住み続けたいという入居者の希望を大切にすることや転居先の選択肢を広げ、家賃を現行水準に維持することなどの要望を申し入れています。