愛知民報

【08.12.14】首切り許すな 雇用守れ 日本共産党が初の県下全駅宣伝

 
 トヨタ自動車など大企業が景気悪化を理由に派遣社員や期間社員の大量解雇を強行しつつあるもとで、愛知の日本共産党は8日、県内のJRと私鉄の381にのぼるすべての駅で雇用を守る大宣伝をおこないました。

 同党の衆院選予定候補者や地方議員、党員、後援会員が駅頭に立ちました。名古屋駅前ではせこゆき子元衆議院議員、金山駅前では八田ひろ子元参議院議員が出勤者に向かい、「ばくち経済破たんのツケを国民に回すのは許せない。大企業には雇用を守る体力は十分ある」と訴えました。

 この日の宣伝個所は名古屋の地下鉄駅を含め412カ所に達しました。名古屋市内の駅では市外からの通勤者が「出てくるときにもらいました。がんばって」と激励しました。

 駅頭宣伝は、東三河山間部を走るJR飯田線でもおこなわれました。長篠の古戦場に近い新城市の鳥居駅では、午前5時40分発の始発から党員が出勤者に政策ビラを手渡しました。始発客は2人。初の始発宣伝に驚きながら、ビラに目を通していました。

 知多半島に先端に近い名鉄内海駅では「支持率25%では麻生内閣はだめだ」など、政治転換への期待の声が寄せられました。

 各駅で配布した雇用政策のビラに刷り込んである同党愛知県委員会の無料法律・生活相談所には、その日から「ビラを見た」と相談が相次ぎました。

 全駅宣伝の準備に当たった同党県委員会の星野照彦選対部長は「従来の全県いっせい駅頭宣伝は130カ所程度。JR・私鉄の全駅実施は今回初めて。総選挙比例勝利の力になる」と語りました。