愛知民報

【08.11.23】(インタビュー)消費税をなくす愛知の会代表世話人 大島良満さん 消費税増税「財界の意向反映」

 麻生首相が消費税増税を言い出した根っこに財界の意向が反映しています。

 今年10月、日本経団連が発表した「税・財政・社会保障制度の一体改革に関する提言」は「2010年度、遅くとも2011年度までに、消費税率の引き上げ」とはっきり述べています。「法人税率の引き下げ」がセットになっています。これは自民、民主両党に対し「マニフェストに消費税増税を入れたら献金するよ」という“さそい”にほかなりません。

 大企業は消費税を売値に転嫁できますが、中小企業は身銭を切ることになります。

 消費税は1989年、「社会保障の財源」という口実で導入されましたが、社会保障が充実したと感じている国民はどれだけいるんでしょうか。社会保障の連続改悪で「だまされた」と思っている人のほうが多いのではないでしょうか。