愛知民報

【08.10.12】名古屋市・伏見通り 街路樹バッサリ 

自転車道と緑化 両立できるはずなのに

街路樹がなくなった伏見通り
 名古屋市中区伏見の広小路交差点辺りから桜通間1・3キロの伏見通(国道19号)に8月、自転車専用道と駐輪場が完成しました。

 国土交通省名古屋国道事務所が2年間に8億円をかけた工事を実施。景観が大きく変わりました。伏見通両側の歩道と中央分離帯に約100本あった街路樹が姿を消しました。
 都市緑化に逆行する街路樹撤去について名古屋国道事務所によると「当初は街路樹を残す計画だったが、ビルに出入りする車両の通行のため街路樹を伐採せざるをえなかった。中央分離帯の木も車線拡幅のため撤去した」と説明しています。

 近くのコンビニ店員は「店の前は木がすべて伐採され、日影がなくなった。夏場は太陽の日差しが強くて大変だった」と話しました。駐輪場を利用していた男性は「広小路は駐輪場のそばに街路樹もある。もう一度、街路樹を植えてほしい」といいます。