愛知民報

【08.09.14】早期解散・総選挙に向け こう取り組む 日本共産党愛知県委員会 柏木啓韶書記長にきく

 解散・総選挙に向けてどう活動するか。日本共産党愛知県委員会の柏木啓韶(ひろあき)書記長に聞きました。
日本共産党のポスターを張る党員

 ―解散・総選挙をどう見ますか。

 3日に開かれた都道府県委員長会議で志位和夫委員長は「早期に解散・総選挙がおこなわれる可能性がいよいよ濃厚」と指摘しました。

 わが党は臨時国会で、国政の基本問題を徹底審議し、そのうえで国民の審判をあおぐべきだと考えます。
 しかし、自民党内では臨時国会冒頭解散を想定した動きも出ています。

 私たちは臨時国会が始まったら、いつでも解散・総選挙がありうるという認識で、勝利に必要なことをやりぬく構えです。

 14日には志位委員長を迎えて名古屋駅西口で街頭大演説会をおこないます。

 ―総選挙の目標は。

 安倍、福田首相と二代続いた政権投げ出しは、財界・アメリカ中心の政治のゆきづまりと国民の怒りが生み出したものです。

 今度の総選挙は、自民党政治に代わる新しい政治の中身が問われる選挙です。

 「自民か、民主か」の大キャンペーンも予想されますが、両党は昨秋、福田・小沢「大連立」協議がやられたように「同質・同類」です。

 私たちは、日本共産党を伸ばして政治の中身を変えようと訴えてたたかいます。愛知で比例代表33万票以上を獲得し、東海ブロック2議席以上の獲得をめざします。

 ―勝利をめざす取り組みは。

 第1は、全有権者を対象にした大量政治宣伝、対話と支持拡大、後援会活動を飛躍させることです。

 新しいポスターを一気に張り出し、宣伝カーやハンドマイクを連日出動させます。

 「比例代表は日本共産党と書いてください」と訴え、得票目標並みの後援会員をつくって総選挙をたたかいます。

 第2は、「日本共産党の綱領を語り、日本の前途を語りあう大運動」の「集い」を無数に開き、無党派層や保守層にも働きかけることです。

 9月中に全支部が「集い」を開き、すべての行政区・自治体で演説会を開きます。
 第3は、党員と「赤旗」読者を増やす党勢拡大です。

 2大政党づくりの動きとのかかわりで、わが党の実力不足は最大の反省点です。党員拡大の規模と速度を2倍、3倍に引き上げる必要があります。

 第4は、第6回中央委員会決定を全党に徹底し、わが党が持てる力を底の底まで総発揮することです。

 「支部が主役」の臨戦態勢をつくりあげます。選挙に必要な供託金や資金を有権者に広く協力を求め集める必要があります。

 9月が正念場です。総選挙勝利をめざしやるべきことをやりぬくため全支部、後援会が全力をあげます。