愛知県営名古屋空港で7月29日午前、同空港の滑走路を使用している航空自衛隊小牧基地所属のC130輸送機が前脚の油圧系統のトラブルで緊急着陸し、滑走路が一時閉鎖されました。この影響で、ジェイエアの小型旅客機が同空港に延着しました。
安保破棄愛知県実行委員会と愛知県平和委員会は翌日、小牧基地司令と県知事に事故原因や再発防止策の公表、同輸送機のイラク撤退などを申し入れました。名古屋市、春日井市、小牧市、豊山町も事故当日、基地司令に機体の点検・整備の徹底、安全運航を求めました。
県営空港は2005年2月の開港以来、日米の軍用機のトラブルによる滑走路閉鎖が相ついでいます。昨年秋には空自F2戦闘機の滑走路上での墜落炎上という重大事故や、米海軍FA18戦闘機2機の緊急着陸がありました。
軍事利用で、県営空港の安全利用がおびやかされています。