愛知民報

【08.07.27】日本共産党第6回中央委員会総会 変化をつくった愛知のたたかい 実感 総選挙勝利へ取り組み実感

 日本共産党が元気です。7月11・12両日開かれた第6回中央委員会総会(6中総)で、志位和夫委員長は「綱領と情勢が共鳴しあう、劇的な進展が目の前で生じている」「前向きの変化は、自然におこったものではなく、全党の攻勢的な奮闘によってつくられたもの」と報告しました。衛星通信による同時中継で、この報告を聞いた愛知県の党員は「私たちの実感だ」と語りました。

 「愛知の県民と共産党はがんばっている」。そんな印象を与えた6中総でした。志位氏の情勢報告のなかで、トヨタ社員過労死裁判の勝訴と名古屋高裁のイラク派兵違憲判決が紹介されました。

 いずれも愛知が舞台となったたたかいの成果です。参院選の自公敗北につづく自公政治へのきびしい審判です。

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 マスメディアの「資本主義の限界」論と日本共産党への関心は、「わが党がこれまで体験したことのない新しい状況」(志位氏)。

 志位氏の国会質問に感激した青年派遣労働者が、党の地区委員会事務所を訪ね、「しんぶん赤旗」の購読や入党を申し込みました。

 同党と民主青年同盟共催の青年学生キャラバンでは、街頭『資本論』コーナーに立ち寄った若者がその場で民主青年同盟に加盟しました。

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 「自民か民主か」の「政権選択選挙」の大キャンペーンが予想される次期衆院選。

 日本共産党は、自民・民主は「同質・同類」「総選挙の焦点は、政権の担い手の選択でなく、政治の中身の変革だ」と訴え、「二大政党化」の正面突破にいどむ構えです。

 総選挙にむけての最大課題は党の実力づくり。同党は、来年1月に開催される第25回大会にむけ、党勢拡大を飛躍させようと全力をあげています。

廃止が大世論に

 「高齢者差別の後期高齢者医療制度は廃止しかない」。愛知の共産党は党をあげて大運動。同党主催の集会で医師会役員が制度批判。廃止が国民的世論になってきました。

雇用・労働で潮目の変化

 
 トヨタ社員過労死裁判の勝訴、QC活動の業務認定、「ネットカフェ難民」支援の相談窓口開設、名ばかり管理職のサービス残業是正…。人間らしい雇用・労働へ、愛知でも「潮目の変化」がおきています。

「蟹工船」・マルクスブーム

 
 トヨタ好調の影で、劣悪労働、ワーキングプア、貧困・格差、自殺…。県内有名書店で『蟹工船』やマルクス本がかつてなく売れています。「大企業から国民・家計へ」と、経済政策の軸足転換を訴える日本共産党に注目が高まっています。

農業・漁業の危機打開

 
 自民の“亡国農政”や燃油高騰で、愛知の農漁業と日本の食料自給は大ピンチ。自公政権に怒りが噴き出しています。共産党主催の農業シンポジウムは大盛況。自民後援団体役員も窮状を発言。全国休漁参加の漁業者を激励する日本共産党比例候補を漁協役員が歓迎しました。

イラク派兵違憲判決

 
 イラクでの自衛隊輸送機による武装米兵輸送活動は憲法9条違反。名古屋高裁が画期的な判決を出しました。自衛隊アフガン・イラク撤退、海外派兵恒久法反対、憲法擁護の運動が広がっています。

中間地方選 「上げ潮」

 
 昨年9月の5中総後、全国の中間地方選挙の党派別当選者数は、日本共産党が最多。「わが党は上げ潮の流れをつくり出している」(志位氏)。愛知でも今年、扶桑町議選、碧南市議選で候補者全員が高位当選しました。