愛知県環境部は、2007年度の川、湖、海といった公共用水域の水質調査結果を発表しました。
カドミウムや鉛など26の「健康項目」について河川や湖沼など125地点で調査し、すべての地点で環境基準を達成しました。
「生活環境項目」は38河川49水域で調査。有機汚濁の代表的指標BOD(生物化学的酸素要求量)でみると庄内川中流、境川上流が環境基準を上回っています。
碧南市内にある県内唯一の自然湖沼・油ケ渕も有機汚濁の指標COD(化学的酸素要求量)が3年連続で基準を達成していません。
伊勢湾、衣浦湾、三河湾11水域のうち、CODで4水域(36%)が環境基準未達成でした。
県環境部は「伊勢湾、三河湾は横ばいで推移している」といいますが、COD環境基準の適合状況を長期的にみると、1990年代以降、顕著に悪化しています。