愛知民報

【08.06.15】養護学校過大状態 愛知 上位占める 日本共産党改善に努力

過大対策調査費計上 愛知県

 障害のある児童・生徒が学ぶ養護学校・支援学校の過大規模化が問題になっています。全国の過大校の上位4校は愛知の県立校。県政の姿勢がきびしく問われています。

 過大状態解消に熱心に取り組んでいるのが日本共産党です。県は今年度予算に過大化対策調査費を計上し、半田養護学校のスクールバスを増車しました。

半田養護学校と懇談する知多地方議員団=2007年2月17日

スクールバス増車 半田養護学校

 半田養護学校は全国2位のマンモス校。教室不足から会議室を教室に使い、雨の日は廊下で体育の授業がおこなわれています。スクールバスも不足し、障害児が通学に往復3時間かかるきびしい状態になっています。

 日本共産党の、せこゆき子元衆院議員、知多地区地方議員団は昨年2月、半田養護学校を訪れ、過大状態を調査しました。

 同地方議員団は各議会でマンモス校解消を求め、06年12月には7つの議会で「マンモス化解消やバス増車に関する意見書」が可決されました。

 同党はこれまで4回にわたり県教育委員会と交渉。県は昨年11月、「差し迫った課題。重く受けとめる」と表明。今年4月の交渉では、半田養護学校のスクールバスを1台増やす。過大化対策調査費を100万円計上した」と答えました。

 広瀬勇吉東浦町議は「県の調査は、半田養護学校を強く意識したもので一歩前進」と話しています。