愛知県は3月28日、昨年秋に県営名古屋空港で発生した軍用機事故による損害の賠償請求を防衛省などにおこないました。
県の発表によると、10月31日の航空自衛隊F2戦闘機墜落事故の損害額は約565万円。破損した滑走路の舗装と誘導灯10基の復旧費。事故機を点検整備中の三菱重工に請求しました。
11月28日に緊急着陸した米海軍F18戦闘攻撃機の場合は約258万円。誘導灯6基が破損しました。請求先は日本の防衛省。日米地位協定によって事故に責任のない日本側が賠償金の一部を負担するとのこと。
両事故による空港閉鎖で定期便を着陸料の高い中部空港に回すなどの損失をこうむったジェイエア社は「請求するつもりだが、県から話しがない」と語っています。