文化振興補助金は削減
愛知県の神田県政が、2005年の愛知万博に続く国際イベントとして、2010年に初回開催をめざす「あいち国際芸術祭」(仮称)の基本構想が3月21日発表されました。
それによると、開催の目的は、文化・芸術面で、世界への貢献、日常生活への浸透、地域の魅力の向上としています。
主催者は、県、関係自治体、経済界、文化芸術団体などでつくる実行委員会。3年毎の定期開催で、初回は2010年8月中旬から10月末。開催拠点は、名古屋市中区栄の県立愛知芸術文化センター。初回は美術部門の現代美術を軸に、芸文センターの施設を活かし、音楽、舞踊、オペラの企画も展開するとしています。
県の08年度の文化芸術の予算総額は前年度比6%減の約50億円。うち約32億円は芸文センターの経費。国際芸術祭関係では芸術監督の選任費用など8400万円を盛り込みました。
その一方、県民の自主的・自発的な文化活動を促進するための文化振興費補助金は3161万円。00年度8720万円の36%に削減されています。