「こんなに来るとは」
日本共産党愛知県委員会は16日午後、名古屋市中区栄で街頭生活相談を開きました。同党のせこゆき子、八田ひろ子両元国会議員(衆院比例東海ブロック予定候補者)が市民に利用を呼びかけ、2時間ほどで12件の相談がありました。
街頭相談の計画段階では「寒い街頭で、人目もあるのに相談があるのか」と心配する声もありましたが、やってみることになりました。当日、宣伝カーに「無料なんでも相談実施中」の看板を張りだし、歩道に机や椅子を並べると、通行人が相談に寄りはじめました。元社会保険事務所職員、弁護士、労働運動経験者らの専門家が応じました。
相談は「年金では暮らしていけない」「年金の確定申告の仕方は」「息子が仕事先で突然、『明日から来なくていい』といわれた」など。年金不安、税の負担増、非正規従業員の雇い止め…。「経済好調」といわれる名古屋でも、市民生活の不安が増していることが浮き彫りになりました。
せこ氏らは、同県委員会が常設している「しんぶん赤旗」無料生活・法律相談所の案内カードを通行人に配りました。「助けてもらうかもしれんから大事にしまっておく」「今は時間がないけど、電話するのでよろしく」とよろこばれました。「最近政治に関心を持つようになった。共産党のことも知りたい」と25歳の女性が立ち寄り、通行人から激励の寄付もありました。
相談員から「往来でこんなに相談に来るとは思わなかった。毎週やっては」という積極的な意見も出ました。