日本共産党愛知県委員会(岩中正巳委員長)と日本民主青年同盟愛知県委員会(串田真吾委員長)は14日、名古屋市教育委員会に市立高校の夏季の教室内の暑熱環境調査実施と全教室へのクーラー設置を求め担当者と話し合いました。日本共産党の山口清明市議が参加しました。
1月15日開催の名古屋市議会教育子ども委員会で、文部科学省が学校環境衛生基準を示しているのに対し、市には夏季授業中の普通教室内の温度データが、全くないことが明らかになりました。
参加者らはWBGT(湿球黒球温度)を活用した計測を求めました。市は「責任を持って担当課に伝える」と答えました。 クーラー設置について参加者らは「冷房の有無という形で学校教育に格差が出るのは好ましくない。むしろ名古屋市が、率先して冷房化を行うべきだ」と要求、市は「愛知県やほかの政令都市の対応を十分に検討したい」と回答しました。
民青同盟愛知県委員会は、市立高校、愛知県立高校の夏季教室の温度チェックモニターを募集しています。問い合わせは同委員会052・763・5441へ。
【WBGT】
湿球黒球温度。気温だけでなく湿度、輻(ふく)射熱も取り入れた指標。厚生労働省も熱中症の予防対策として活用を勧めている。