原油高の影響が地場産業に重くのしかかっています。
三州瓦の産地である高浜市では、瓦を焼く燃料であるLPガス(液化石油ガス)の価格が2倍~2倍半に高騰し、業者は採算割れに苦しんでいます。
昨年12月には大手の老舗瓦業者が経営破たんし自力再建を断念。民事再生法の適用を申請するなど深刻な事態です。
日本共産党の水野金光市議は、瓦業者を訪問し、実態調査しています。同議員は「住宅建設が低迷して需要が落ち込んでいるため、燃料費の高騰分を製品価格に転嫁できないでいます。古くからの和瓦生産に頼る中小零細企業は、新規の設備投資ができないので特に厳しい。納入先の大手ハウスメーカーからの単価切り下げもきつく、大変厳しい状況です」と話しています。
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