無人駅66% モニターで監視
名古屋鉄道はこのほど、せこゆき子日本共産党元衆院議員に対し同社の安全対策などを報告しました。
それによると、名鉄で2007年度中に起きた鉄道事故は22件(07年12月5日現在)。内訳は踏切障害事故11件、人身障害事故11件です。
同社は踏切事故防止のため、「毎年数カ所」の踏切に障害探知装置を設置していくとしています。列車非常通報装置が設置されている駅数は昨年11月現在で76駅、2011年末までにさらに46駅に整備するとしています。
名鉄全265駅のうち175駅が無人駅。01年から順次、駅集中管理システムを導入し、主要15駅に置いたモニターテレビで無人駅の状況を監視しています。このシステムの主目的は無賃乗車の防止と人員削減。ホームからの転落事故防止には役立っていません。
せこ氏は、名古屋市南区内の名鉄無人駅でホームからの転落事故死が相次いだことから、12月14日、同社に安全対策を申し入れました。