HOME > 資料集 > 万博問題特集 >

<<バックナンバーのインデックスへ

【02.10.17】首相に愛知万博中止を申入れ

起工式前に革新県政の会

2002年10月17日 「しんぶん赤旗」

 愛知県の革新県政の会(堀場英也代表。日本共産党も参加)は15日、愛知万博(2005年日本国際博覧会)会場建設の起工式が愛知青少年公園(長久手町)で17日におこなわれるのに先立ち、出席を予定している小泉首相と、神田真秋県知事、豊田章一郎博覧会協会会長に、「改めて愛知万博の中止と開催返上を申し入れます」との文書を届けました。

 申し入れでは、「環境万博」をいいながら、貴重な動植物の生息・自生を脅かす環境破壊の計画であり、アクセス整備など関連開発で県民が多大な被害を受けていると指摘。大型関連開発の「起爆剤」と位置付けられた計画のもとで、県は公共事業を突出させ、私学助成のカットなど県民のくらし・福祉の施策が削られているとしています。

 2000年のドイツ・ハノーバー博がばく大な赤字を出し、2004年に計画していたパリ映像博は財政負担の重さなどから中止を決定したことも示し、いま愛知万博を中止すれば706億円の節約ができ、中部国際空港などの中止とともに、税金の使い方を県民の福祉・くらし優先にすれば、小中学校の30人学級化、就学前までの医療費無料化などが実現できるとしています。

▲ このページの先頭にもどる