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【02.05.28】環境相がアセスに意見書

オオタカに影響なら調査を

2002年5月29日 「しんぶん赤旗」

 大木浩環境相は28日、2005年開催予定の愛知万博で、博覧会協会が作成した環境影響評価書(アセスメント)修正案についての意見書を経済産業省に提出しました。

 このなかで、会場周辺に生息する絶滅危ぐ種の猛きん類、オオタカへの影響について、「予測・評価に不確実性が残る」として、具体的な環境モニタリング計画を策定し、事業による影響が明らかになった場合には、計画を調整することなどを求めています。

 また、「海上(かいしょ)の森」と「青少年公園」の二つの会場を結ぶため新しく計画されたゴンドラや、駐車場、催し物について具体的計画が明示されておらず、環境への影響を早急に予測・評価するよう求めています。

 この意見を受け、平沼赳夫経済産業相が博覧会協会に意見を提出。修正評価書が確定された後、工事が始まる見とおしとなりますが、地元愛知県では、「自然破壊、財政破たん、県民無視の万博は中止を」という県民の運動が取り組まれています。

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