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長久手町 愛知万博アクセス東部丘陵線工事
歩道狭められ急傾斜に
ベビーカー押せぬ、転ぶ人も

党町議団 調査と改善要求

2002年5月3日 「しんぶん赤旗」

歩道問題現地調査 愛知万博のアクセスになる東部丘稜線(リニア鉄道路線)の本格的工事が始まった愛知県長久手町内のグリンロード(県道力石・名古屋線)で、歩道が急こう配に改変されるなど、住民から苦情が相次いでいます。日本共産党の原田秀俊、浅井おさむ両町議は1日、現地調査をし、立ち会った県、町側に強く改善を求めました。

 問題の個所は、沿線に小売店や飲食店などが並ぶ東狭間交差点〜古戦場南交差点間約1.2キロ。道路中央部に東部丘陵線の橋脚を建設するため、片側2車線の車道を歩道側に移動。道路両側に各5.75メートルあった歩道が2.5メートルにまで狭められました。

 この結果、車乗り入れのためつけられた歩道の傾斜が20度以上になる個所が70カ所以上にもなりました。県土木課の『道路構造の手引き』では、自動車乗り入れ部のこう配は15%以下としています。

 車いすやベビーカーも使って調査。車いすに乗り、斜面に入ると、すぐに車いすは道路側へ下り始め、立ち会っていた人に止めてもらうという事態でした。ベビーカーもコントロールに苦労がいりました。

 通行中の人たちからは、「散歩の途中だが傾斜がきつくこわい」「ベビーカーが押せない。転んだ人もいる」などの声が寄せられました。

 県側は、ただちに持ち帰り上司と相談し、返答するということになりました。

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