環境アセスは欠陥
研究者ら やり直し求め声明
2002年5月3日 「しんぶん赤旗」
愛知万博の環境アセスメントは欠陥アセスであり、きちんとしたアセスの実施を、との共同声明を自然保護団体や研究者ら28氏がこのほど発表、同声明を博覧会協会と県に届けました。
声明を出したのは、宇佐見大司氏(愛知学院大教授)、影山健氏(愛知教育大名誉教授)、加藤徳太郎氏(海上の森を守る会)ら18氏。県への提出には日本共産党の堀一県議も同行しました。
声明では▽ゴンドラや青少年公園西地区ターミナル整備、ハチクマのくらす環境への影響など、重要な問題が追跡調査のオンパレードになっている▽東部丘陵線建設、関連道路計画などとの連携もおこなわれていない――など5つの問題をあげ、対応を求めています。
万博アセス手続きは、6月にも最終段階の修正評価書が出され、秋には会場づくりの工事が始まると見られています。