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「愛知万博基本計画」は事業拡大
公正・民主的な環境アセスを
市民の会が総会で確認

2002年2月13日 「しんぶん赤旗」

 愛知万博の環境アセスメントに意見する市民の会は11日、名古屋市内で第5回総会を開きました。

 博覧会協会は、2005年3月の愛知万博の開催に間に合わせるため、本来1年以上かけて実施すべき環境調査を実質3カ月ですすめようとしています。

 総会では、青少年公園の自然環境調査をはじめ、青少年公園会場と海上会場を結んでいる県道、ゴンドラ、HSST(東部丘陵線)、万博関連事業(瀬戸環状道路など)についても総合評価することが求められているとして、公正で民主的な環境アセスメントを求めていくことを確認しました。

 活動報告のなかで、昨年12月に策定された「愛知万博の基本計画」について、一昨年12月のBIE(博覧会国際事務局)登録時と比較して、ゴンドラをはじめ青少年公園の展示面積など「事業計画が拡大している」として、「環境負荷の増大につながったことは問題」と指摘しました。

 活動方針では、関連事業はじめ財政的裏付けは、まだ確定しておらず、住民負担を増大させるようになれば、計画自体の再検討を要するとしています。

 討論で日本共産党の堀一県議も発言、「県は万博にばく大な予算をつぎ込む一方で、教育、福祉を削り県民に犠牲を押しつけており、県民の合意はない」とのべました。

愛知万博の環境アセスメントに意見する市民の会の第5回総会=11日、名古屋市

 

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