オオタカ暮らす公園で万博開いていいの?
愛知・長久手町で学習会
2002年2月6日 「しんぶん赤旗」
愛知県長久手町の愛知青少年公園の自然観察などをしている湫(くて)の会は2日、「愛知青少年公園のオオタカについて」と題して、同町内で学習会を開きました。
愛知万博の主会場に計画されている同公園ですが、周辺にはオオタカが営巣し、公園は餌場になっており、影響が心配されています。
同会の今村美砂子会長が「オオタカといえば、『海上(かいしょ)の森』という意識が強かったのですが、青少年公園東方のオオタカ営巣地から毎年3羽の幼鳥が巣立つということを聞いて、問題を多くの人に知ってもらい、万博会場地を見直してほしいという気持ちで学習会を開きました」とあいさつ。
野鳥研究家の森嶋達男さんが講演。県がつくったオオタカ調査検討会委員に地元の専門家がおらず、現地調査もせずに青少年公園を万博会場として問題ないとしたことなどを指摘し、会議の公開を求めました。
同公園は万博会場づくりのため4月から閉鎖されますが、自然保護団体も含め、ひきつづき調査に入れるように求めていく必要性も出されました。