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WWF日本担当クレイマー氏と地元NGOが懇談
愛知万博で自然は財政は・・・

2002年1月28日 「しんぶん赤旗」

 2005年日本国際博覧会(愛知万博)をめぐって26日、同博の中止や見直しを求めている地元の自然保護、市民団体と、WWF(世界自然保護基金)本部(スイス)日本担当のピーター・クレイマー氏との懇談が名古屋市内のホテルでおこなわれました。現地の実情を知ってもらおうと計画されたもの。WWF日本委員会企画調整室長の平林泰雄氏らが同席しました。

 同氏はこの日、会場予定地の愛知青少年公園や海上の森の視察も、おこないました。

  海上の森を守る会、万博アセスメントに意見する市民の会、愛知万博中止の会、革新県政の会などから30人が参加。「青少年公園会場の環境アセスがきちんとおこなわれていない」「同公園の周辺にすむオオタカに大きな影響を与える」「交通量増などで地元長久手町の住民生活も大きな影響がある」「ばく大な借金を抱える県は、愛知万博、中部国際空港推進の一方で、福祉切り捨てなどをすすめている」と訴えました。

 クレイマー氏は、「環境を守る、子どもたちに自然を残さなければならないなど、私たちはまったくいっしょの立場です。地域性のある具体的な問題では討論があると思うが、みなさんのいっていることはよくわかる」とのべました。

懇談するクレイマー氏(右から2人目)と地元NGOの人たち=26日午後、名古屋市

 

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