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【万博】2003-07.14-07.20の動き

●博覧会協会は14日、地球市民村に出展するNGOやNPOに助言する7人のアドバイザーを発表した。(敬称略)阿部治(立教大学院教授)、岡島成行(読売新聞元記者)、原剛(毎日新聞客員編集委員)、ブイ・チ・トルン(愛知県豊田市国際交流協会事務局長)、星野智子(日本外国語専門学校非常勤講師)、星野昌子(日本NPOセンター代表理事)、山崎唯司(国際協力NGOセンター事務局長)

●愛知県内71団体の商工会でつくる県商工会連合会が、9月25日から前売りが始まる愛知万博の第1期分入場券を定価より700円安い3000円で会員に販売することが14日分かった。定価販売する県商工会議所連合会からは「なぜ値段が違うのかという問い合わせが相次いでいる」と困惑の声が上がっている。県商工会連合会は約5万枚を県内の商工会を通じて売りさばく予定。会員へのサービスとして大人1枚3700円のところを3000円で売り、差額は積立金約3500万円を充てる。

●博覧会協会は15日から、愛知万博長久手会場で、世界の非営利組織(NPO)や民間活動団体(NGO)の展示発表の場として設ける「地球市民村」への参加団体の募集を始める。

●愛知県国際博推進局に15日入った連絡によると、愛知万博に、アフリカ南部のジンバブエから参加表明があった。これで正式表明は、108か国・8国際機関になった。

16日夕に開かれた日豪首脳会談では、ハワード首相が愛知万博に参加することを表明した。愛知万博への参加は、これで109か国・8国際機関となった。

●マンモスの成獣をシベリアの永久凍土から発掘し、愛知万博で展示する計画を進めている博覧会協会は17日、8月初旬に第1次調査団を現地に派遣、ロシア政府への協力要請や発掘場所の事前調査に着手する方針を明らかにした。9月には第2次調査団を派遣、発掘場所を特定し、来年5月から本格的な発掘を開始する。完全な状態での成獣発掘に成功すれば世界初となる。

●愛知万博を全国各地でアピールする「PRキャラバン隊」の出発式が18日、県庁前であった。キャラバン隊は、14班計182人で構成。国の緊急地域雇用創出特別基金事業で、県からキャラバンを委託された会社がハローワークなどを通じて参加メンバーを募集した。11月まで、岐阜、三重、静岡各県には3日程度、首都圏、関西圏には4日程度、派遣する。

●来日中のブレア英首相は19日の小泉首相との会談で、愛知万博に英国政府として参加することを正式に表明した。会談後の共同記者会見でブレア首相は「愛知万博に喜んで参加する」と述べ、小泉首相は「科学技術分野において優れた英国が参加いただくということは、万博の成功にとっても大きなことだ」と、期待感を表明した。英国の展示テーマは「イングリッシュガーデン」とする案が浮上している。愛知万博の参加国はこれで110か国・8国際機関となる。

●愛知万博の2会場を結ぶゴンドラ工事で、環境への影響を最小限にしようと、博覧会協会は森林中央部分にある支柱の工事について作業用道路を造ることをやめ、ヘリコプターで資機材すべてを運搬することにした。万博関連工事でのヘリコプター導入は初めての試み。

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