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【万博】2003.03.11-03.17の動き

●愛知万博での市民参加の在り方を協議してきた「市民参加の検証と拡充のためのフォーラム」は12日、市民参加促進のための組織を協会内に設置することなど7項目の提言を報告書にまとめ、博覧会協会に提出した。協会側は4月中にも市民参加に関する方針を公表する。
  提言では、開催理念についてのメッセージを何度も発信することや、市民からの提案に必ず回答する仕組みの構築、非営利組織(NPO)や市民が主役となる新しい社会モデルの提示などが盛り込まれた。協会の中村利雄副事務総長は「市民交流プラザなどボランティア事業の計画に十分反映させたい」と答えた。協会の要請で発足したフォーラムは、昨年12月から大学教授やボランティア団体の関係者ら26人の意見を聞くなどして協議していた。

●日仏シャンソン協会日本支局が12日、愛知万博のイメージソングを歌う18人分のCD集「ブラボー! ムッシュ・ルモンド大全集」を県に寄贈した。

●国土交通省中部地方整備局と市民団体「市民・自転車フォーラム」などは、万博の愛知青少年公園会場と海上会場を中心に、自転車に適した道路や休憩スポットなどを記載した地図づくりに取り組む。記載する情報は、インターネットで一般から収集し、よりきめ細かな地図を目指す。環境に優しく、健康にもいい自転車を、会場への移動手段として積極的に活用してもらうのがねらい。

●愛知県国際博推進局は13日、愛知万博にタイ、フィリピン、ガボン(アフリカ)の3か国が参加表明したことを明らかにした。正式表明はこれで71か国、6国際機関となった。

●愛知県立大(同県長久手町)が4月から、授業間の休憩時間をわずか5分間に短縮することが分かった。愛知万博関連工事の交通渋滞を避けて始業時間を遅らせるためで、学生の間からは「他大学ではあり得ない事態。5分間での教室移動は厳しい」といった声も上がっている。

●博覧会国際事務局(BIE)議長の訪日した目的などを記した1999年の文書を、愛知県が非公開にした処分の取り消しを求め、「愛知万博中止の会」代表の影山健・愛知教育大名誉教授が起こした訴訟で、愛知県は14日、非公開の取り消しを命じた名古屋地裁の判決を不服として、名古屋高裁に控訴した。県では「国と国際機関の関係は、県としては慎重にならざるを得ない」としている。

●博覧会協会は14日、愛知万博の目玉ショーの一つ「こいの池―ナイトイベント」の演出に、米国の舞台演出家ロバート・ウィルソンさん(61)を起用すると発表した。

●博覧会協会は14日、愛知万博の青少年公園地区に、世界中の民間活動団体(NGO)や非営利組織(NPO)の交流の場として設ける「地球市民村」の概要、イメージ図を公表した。

●博覧会協会は14日、会場の情報通信システムを任せる事業者の募集を始めた。会期前から会期中にかけ、映像情報配信や構内情報通信網(LAN)、経理などすべてのシステムの構築と運用を委託する。

●県警は14日、春の人事異動を発表した。警備部内に災害対策課、国際博対策課を同日付で新設する。

●「愛・地球博市民のつどい」と銘打って、県内の和太鼓チームなどが集う和太鼓・芸能まつりと、万博に向けた市民活動などを紹介するアートエコフェスタが16日、日進市折戸町の市民会館で開かれた。

●愛知万博に向け、瀬戸市を中心にしたアマチュアバンドのネットワーク「ミュージック・スクエア」が、「海上の森」をテーマとする曲を集めたオリジナルCDの自主制作に取り組む。県内の音楽仲間から広く作品を募り、秋ごろの完成を目指す。

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