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【万博】2003.03.04-03.10の動き

●博覧会協会は3日、愛知万博メーン会場の青少年公園地区施設工事を3共同企業体(JV)に計344億1900万円で発注したと発表した。昨年10月に始まった会場の造成が順調に進んだことから、来月には施設の建設工事が始められる。
  今回、受注者が決まったのは、入退場ゲートや外国政府出展施設「グローバルコモン」、高架式回廊「グローバルループ」など協会発注の施設。協会では、同会場内の施設を3工区に分割して公募し、それぞれ大林組、清水建設、鹿島建設などをトップにした3JVが請け負うことが決まった。海上の施設工事は今夏に業者を決め、秋に着工する予定。両会場とも、2005年の開幕直前まで工事が続けられる。

●名古屋市の松原武久市長は3日の定例会見で、「愛・地球博」の名古屋市館の目玉となる高さ40メートルの「万華鏡」について、材質や動かし方などの具体的な計画を年度内にも公表する方針を明らかにした。
  名古屋市館は、歌手の藤井フミヤさんが総合プロデューサー。巨大な三角形の万華鏡の塔を建設する計画を昨年9月に発表している。松原市長は「動かし方などを年度内に決め、できるだけ早い時期に公表したい」と話した。笹島支援会場のイベントについては、共同で取り組む民間業者と役割分担に関する協定を4月までに締結、エコ商品の内容や販売方法などを7月までに発表する意向を示した。開催に向けて市民や企業などが取り組む「N−expo city(ネキスポ・シティ)シンフォニー」に、16件の参加申し込みがあったことも明らかにした。

●愛知万博の開催意義や最新の計画内容を知るフォーラム「21世紀の環境創造」が4日、名古屋市中区金山町1の名古屋都市センターで開かれた。愛知建築士会が主催。同会は4年前から、万博関連フォーラムを開催。5回目の今回は、会員の建築士や一般計約90人が参加した。

●愛知万博の青少年公園地区で、博覧会協会が中核施設として計画しているパビリオン「グローバルハウス」について、神田真秋知事は4日の県議会で、「世界から目玉となる品々を集めており、人気を博すだろう」と期待感を表明した。一方、外国政府の公式参加表明が、今月25日の表明期限までに目標の100か国に届かない公算が大きくなったことから、神田知事は来月、自ら参加を表明していない主要先進国を歴訪し、参加招請を強化する方針を明らかにした。

●愛知県国際博推進局は5日、愛知万博にアフリカのエチオピアが参加表明したことを明らかにした。正式表明はこれで67か国、6国際機関になった。

●欧州を訪問中の日本経団連の奥田碩会長(トヨタ自動車会長)がブリュッセルからパリに向かう当初予定を変更し、急きょ英国を訪問、愛知万博への出展要請を行っていたことが5日、分かった。

●博覧会協会は6日、名古屋市内で愛知万博安全対策会議を開き、テロや火災、地震、雑踏事故などの防止策を盛り込んだ「会場警備基本計画」を関係者に示し、了解を得た。250人規模の自主警備組織「博覧会協会警備隊」を発足させ、会場の警備にあたることなどが盛り込まれた。 計画では、警備隊の本部を青少年公園会場に置く。会場内に数百台の防犯カメラを備え、警察や消防当局と連携して雑踏警戒などにあたる。国内外の要人が多く集まることから、テロを未然に防ぐため、金属探知機をゲートに設置して危険物の持ち込みを規制する。また、東海地震対策として、判定会が招集された際には、来場者を帰宅させる対応をとることも決まった。計画は24日、協会理事会で報告され、正式に決まる見通し。

●愛知県国際博推進局は7日、愛知万博にアフリカのセネガルが参加表明したことを明らかにした。正式参加表明はこれで68か国、6国際機関になった。

●愛知万博を機に、瀬戸焼をPRしようと、県瀬戸窯業技術センターや企業などが、万博向けに試作した商品の展示会が、19日から県デザインセンター(名古屋市中区、産業貿易館西館7階)で開かれる。
  愛知万博の開幕2年前記念イベント「せと博」が22、23の両日、瀬戸市で開かれる。主催するのは、博覧会推進瀬戸地区協議会などで、2005年の完成を目指す名鉄尾張瀬戸駅東の駅前再開発ビル建設予定地などが特設会場になる。

●愛知万博をPRする「愛・地球博ふるさと大使」に任命された東海鳥取県友会の吉田齊・事務局長(八東町出身)が7日、鳥取県庁に平井伸治副知事を表敬訪問し、支援を要請した。

●愛知万博の開催などに向け、イベント会場の安全管理を考えるフォーラムが7日、名古屋市千種区吹上2の吹上ホールで開かれ、専門家が人の流れを把握してコントロールするための課題などを語った。日本イベント産業振興協会の主催。愛知万博や浜名湖花博といった大規模イベントを控えた東海地区の主催者と企画、施工などの企業担当者ら約百人が参加。

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